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第106回全国高校野球茨城大会 霞ケ浦、5年ぶりⅤ 甲子園へ

つくば秀英-霞ケ浦 5年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決め、喜ぶ霞ケ浦の選手たち=ノーブルホーム水戸
つくば秀英-霞ケ浦 5年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決め、喜ぶ霞ケ浦の選手たち=ノーブルホーム水戸
第106回全国高校野球選手権茨城大会
第106回全国高校野球選手権茨城大会


第106回全国高校野球選手権茨城大会は27日、水戸市見川町のノーブルホーム水戸で決勝が行われ、霞ケ浦が9-3でつくば秀英に勝利し、5年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。


霞ケ浦は四回1死二塁、大石健斗(2年)の左前適時打で先制し、この回3点を挙げた。七回に大石の2点適時打などで3点、八回にも森田瑞貴(3年)と羽成朔太郎(同)の適時打で3点を加え、突き放した。投げては先発の市村才樹(2年)が八回1死まで3失点と粘投。八回途中に登板した2番手、真仲唯歩(3年)の好救援も光り、逆転を許さなかった。


つくば秀英は八回1死満塁、吉田泰規(同)の適時打で3点差に詰め寄った。相手を上回る12安打を放ったが、及ばなかった。


霞ケ浦は昨年、決勝で敗れ、あと一歩で甲子園出場を逃した。高橋祐二監督(64)は「力のなかったチームでも団結することで優勝できた。昨年の負けもあり感慨深い」と喜びをかみしめた。市川晟太主将(3年)は勝因に「団結力」を挙げ、「甲子園で校歌を歌うことを目標に練習してきた。全員野球で頑張りたい」と力強く話した。


全国選手権大会(甲子園)は8月7日に開幕する。

■霞ケ浦、好機を生かし9得点 つくば秀英、5失策響く

【評】11安打で9得点と好機を生かした霞ケ浦が、粘るつくば秀英を振り切った。


霞ケ浦は、互いに無得点で迎えた四回、1死から4番羽成が二塁打で出塁すると、続く大石の左前適時打で先制。さらに敵失と8番鹿又の適時打で2点を加え、3点を先行した。2点差に迫られた七回は敵失で得た好機を大石の2点適時打などで生かし、3点を追加。八回にも2点を失ったが、直後に森田と羽成の適時打で再び突き放した。投げては先発市村が八回1死までを3失点にまとめ、試合をつくった。リードを3点に縮められた八回途中、なおも1死一、二塁のピンチで登板した2番手真仲の好救援も光り、相手の追い上げをかわした。


つくば秀英は5失策と守備が乱れ、失点に直結した。打線は計12安打を放ったが、効果的な加点につなげられなかった。

▽決勝
つくば秀英 000000120|3
霞ケ浦   00030033x|9




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