茨城県警土浦署、ひたちなか署と県警捜査3課の合同捜査班は31日、窃盗罪で実刑判決を受けた30～50代の男3人が、茨城県内を中心に未遂を含む計254件の金属盗や自動車盗などを繰り返していたことを裏付けたと発表した。被害は工事現場の敷鉄板や銅線ケーブルなど計1408点で、総額約2億2444万円に上る。

同課などによると、3人は同県ひたちなか市、無職、男(57)と、いずれも住所不定、無職で、34歳と44歳の男2人。3人は2019年8月から4年余りにわたり金属盗などを繰り返し、換金して生活費や遊興費に充てていた。

茨城県分の被害は35市町村で計237件。最多は水戸市の34件で、ほかにひたちなか市が29件、つくば市が22件だった。福島や栃木など近隣4県でも犯行に及んでいた。手口は工事現場狙いが108件、自動車盗が未遂を含め68件だった。