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行方「動物園」オープン 19種80頭 カピバラやペンギン 茨城

ケープペンギンを身近で見る親子連れ=行方市玉造甲
ケープペンギンを身近で見る親子連れ=行方市玉造甲


国内2位の面積を誇る霞ケ浦に隣接する動物園「霞ケ浦 どうぶつとみんなのいえ」が31日、茨城県行方市玉造甲にオープンした。目玉となるキリンの展示は今年の秋以降に延期となったが、開園前から親子連れなど約50人が列を作ってオープンを心待ちにし、動物たちと近距離で触れ合った。

同園はカピバラ、アルパカ、ナマケモノ、ペンギンなど19種80頭を展示。売店、カフェテラス、生き物の生態などを調べる際に利用する図書室、乗馬コースなどを備えた。飲食店や市民活動スペース、樹木・庭も整備する計画だ。鉄骨一部鉄筋コンクリート造り2階建て。施設面積約4968平方メートル。総事業費18億9530万円。年間入場者数は12万人を目標としている。

開園時間は午前10時~午後4時。水曜定休。料金は、高校生以上1650円▽4歳~中学生1100円▽アプリ会員(大人のみ)1430円▽行方市民(期間限定)高校生以上1100円、4歳~中学生660円-など。市民割引を受ける際は、同市在住・市内就業・市内通学が確認できる物が必要となる。

父親と一緒に、開園一番乗りした水戸市立寿小学校4年の森和香子さん(9)は「キリンが遅れるのは残念だが、ペンギンなど動物との距離が近くて良かった。キリンが来たらまた来たい」と笑顔を見せた。来園者を出迎えた鈴木周也市長は「動物園はまだ発展途上なので、これからも進化を続ける。少しずつ進化する動物園に節目節目に足を運んでもらえればありがたい」と期待を込めた。



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