次の記事:ヨーカ堂 茨城県撤退 最後の竜ケ崎店閉店へ 「残念」「寂しい」 

野球選抜実施せず 来春の水戸一高入試 茨城県教委、公平性理由に

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町


来春の茨城県立高入試で、水戸一高が22年春入試から行ってきた野球経験者向けの特色選抜を、公平性の観点から実施しないことが分かった。県教育委員会が31日までに、明らかにした。

特色選抜はスポーツや芸術などの多様な分野で優れた実績を持つ生徒を対象とする選抜方法。同校は中学時代に部活や地域クラブの野球で実績を残し、学業と両立して硬式野球部の活動に取り組む意志のある生徒を対象に、特色選抜を実施していた。

同校の特色選抜で、22年春は志願者16人に対し7人、23年春は同14人に対し7人、今春は同11人に対し4人が入学。昨秋の高校野球県大会ではベスト4に入るなど好成績を残していた。

県教委は同校の特色選抜を取りやめる理由について、直近5年間の県立高入試で同校の志願倍率が県内トップであり、入学を希望する中学生が多いことを踏まえ、「公平性の観点から特定の部活動に限定せず、全ての中学生に平等に入学の機会を与えたい」と説明している。

同校の御厩祐司校長は「県教委の判断を受け止める」とした。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース