次の記事:ヨーカ堂 茨城県撤退 最後の竜ケ崎店閉店へ 「残念」「寂しい」 

戦争の壮絶さ物語る 遺品や資料展示 5日まで 茨城県庁

海軍の双発爆撃機「銀河」の模型を前に戦時下の状況などを説明する大高哲男会長=県庁
海軍の双発爆撃機「銀河」の模型を前に戦時下の状況などを説明する大高哲男会長=県庁


茨城県内に拠点があった陸海軍など郷土部隊の遺品や資料を集めた展示会「戦争と茨城」が31日、同県庁2階ロビーで始まった。特攻隊員の遺書や爆撃機の模型など、戦争の壮絶さを物語る貴重な資料が展示されている。展示会は8月5日まで。

展示品は茨城郷土部隊史料保存会(大高哲男会長)が1972年から収集、管理してきた遺品や資料などの一部。海軍の双発爆撃機「銀河」の乗組員遺族が製作した10分の1模型や教育などに使われた滑空機の設計図、ペリリュー島で多くの隊員が戦死した水戸歩兵第2連隊についての解説パネルなどを展示している。

戦争経験者が高齢化する中、保存会は当時の貴重な資料提供を呼びかけており、年間で約40件の依頼があるという。大高会長は「戦争の厳しさをできるだけ多くの方に見ていただきたい」と話した。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース