《パリ五輪》寺門、家族が声援 茨城・日立 競泳男子バタフライ
パリ五輪競泳男子200メートルバタフライに出場した茨城県日立市出身の寺門弦輝(21)の母親、純さん(50)らが31日未明、同市内の自宅でテレビ観戦し、声援を送った。惜しくも決勝進出を逃したが、「ここまでコツコツと一歩ずつ進んできた。お疲れさまと伝えたい」とねぎらった。
寺門の実家では純さんと祖父の清さん(75)、祖母の道子さん(73)が中継を見守ったほか、水泳仲間の鈴木康生さん(22)らも駆け付けた。
純さんは準決勝前、大舞台に臨む寺門にLINE(ライン)で「ベスト目指して頑張れ」と激励。レースが始まると部屋に「行け行け」「ラスト50だ」などの声が響いた。純さんは手を握りしめ、祈るように応援した。
純さんはレース後のインタビューで「通過点」と語った寺門の言葉に大きくうなずき、「世界にリベンジできるようこれからも支えていきたい」と語った。