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五穀豊穣祈り水かけ 下妻・黒駒不動尊祭 茨城

たらいに乗り周囲に水をかける中学生=下妻市黒駒
たらいに乗り周囲に水をかける中学生=下妻市黒駒
境内で披露されたおはやし
境内で披露されたおはやし
勢いよく炎を上げる護摩たき=下妻市黒駒
勢いよく炎を上げる護摩たき=下妻市黒駒


茨城県下妻市黒駒の黒駒不動尊で7月27日夜、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈る黒駒不動尊祭が行われ、たらいに乗った男が集まった人に水をかけた。水をかけられると1年は健康で過ごせると伝わり、「雨乞い祭り」とも呼ばれている。

江戸時代中期、不動尊が鬼怒川を流れてきたが、発見した人たちが拾い上げようとしたが重くて持ち上がらなかった。黒駒地区の住民が川に入り軽々と持ち上げたことから、お堂を建てて祭ったという。

建立300年祭の式典が行われ、住民代表や菊池博市長ら関係者があいさつした。祭りでは、水を張った二つのたらいを住民らが担ぎ上げ、激しくもみあい、たらいに乗った中学生や成人男性が集まった人たちに水をかけた。

途中、激しい雷雨に見舞われたが、無事に終了した。下妻市立下妻中3年の桜井辰紀さんは「祭りを盛り上げることができた」と満足そうだった。世話人の塚田猛さんは「後世に祭りを伝えていきたい」と承継を誓っていた。



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