提灯や山車、県都彩る 黄門まつり、本祭始まる 茨城・水戸

第64回水戸黄門まつりの本祭が3日、茨城県水戸市中心街で始まった。JR水戸駅周辺から大工町交差点までの国道50号周辺を会場に、山車巡行や踊りの競演、伝統工芸品の水府提灯(ちょうちん)の行列でにぎわった。4日まで。
本祭の目玉は「水戸黄門提灯行列」。「伝統」「革新」の2部制で行われ、1部は市民らが水府提灯を手に街中を練り歩いて県都の夜を彩った。2部はデジタル技術を駆使した演出が繰り広げられた。
今年の山車は11台が巡行。各商店会などは音楽ステージや屋台で盛り上げた。3日夕には企業やダンスチームなど36団体約2500人が参加する「水戸黄門カーニバル」を開催。出演者は「黄門ばやし」「ごきげん水戸さん」の曲に合わせて鮮やかな踊りを披露した。カーニバルに出演した同県ひたちなか市立高野小5年、高柳結愛さん(10)は「練習通りにうまく踊れた。来年も出場したい」と笑顔を見せた。
4日は日本最大級のみこしを市民が担ぐ「水戸ふるさとみこし渡御」、集まった山車がフィナーレを飾る「大叩き合い」が繰り広げられる。