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常陸秋そば 揚げて好評 わさびなど4種類 水府振興公社が販売 茨城・常陸太田

本場の手打ちそばを揚げた新商品「手打ち蕎麦 あげてみました」=常陸太田市内
本場の手打ちそばを揚げた新商品「手打ち蕎麦 あげてみました」=常陸太田市内


茨城県常陸太田市の水府振興公社は市名産の常陸秋そばを揚げた「手打ち蕎麦(そば) あげてみました」(500円)の販売を始めた。そばの新しい食べ方を提案することで、より多くの人に常陸秋そばを知ってもらうのが狙い。手打ちのそばを揚げたものに、炒(い)ったむき実を加えてそばの風味を加えた。4種類の外付けフレーバーが用意され、好みの味が楽しめる。

常陸秋そば発祥の地として知られる同市金砂郷地区。若年層への知名度アップや、土産品としての需要拡大を目指し、新商品開発に取り組んだ。同地区の「西金砂そばの郷そば工房」(同市赤土町)で毎朝、石臼でひいて打つそばを「西金砂湯けむりの郷金砂庵」(同市上宮河内町)で揚げ、手打ちそばの風合いを残すように試行錯誤を繰り返して完成させた。

一緒に入れた乾煎(からい)りのソバの実は、常陸秋そばの実の特徴の緑色を残すように工夫した。外付けの味付き塩袋は「やっぱりそばにはピリッとわさび」のワサビ塩味、「そばの薬味はゆずで譲れない」のゆず塩味、大人の味の梅塩味、スパイシーなカレー味の4種類を用意した。選んでパッケージに入れ、シャカシャカと振って混ぜることで、香りと風味を味わえる。

水府振興公社金砂地区の滑川裕支配人は「酒のつまみや子どものおやつ、お土産にも最適。本場の手打ちそばを揚げたもので、食べてもらっておいしさを感じてほしい」とアピールする。

金砂の湯やそば工房のほか、水府物産センター(同市天下野町)、道の駅ひたちおおた(同市下河合町)、こめ工房(同市大里町)、ぬく森の湯(同市大中町)で販売している。同市のふるさと納税の返礼品にも加わった。



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