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《パリ五輪》ASデュエット出場の佐藤選手(茨城・つくば出身) 正確な演技に期待 

佐藤友花選手にエールを送る浜川俊恵さん=土浦市中村南
佐藤友花選手にエールを送る浜川俊恵さん=土浦市中村南


10、11日に行われるパリ五輪アーティスティックスイミング(AS)デュエットに、茨城県つくば市出身の佐藤友花選手(22)=ジョイフルアスレティッククラブ=が出場する。2023年に導入された新ルールでは技の難易度が上位進出の鍵を握るとされ、持ち味の正確な演技を生かし、比嘉もえ選手(16)=井村ク=とのペアでメダル獲得を狙う。

佐藤選手は6歳で同クラブの「シンクロ体験」に参加。全国大会などで好成績を収め名門クラブから誘いの声もかかったが、「茨城から五輪に出場したい」と断った。主な練習拠点は現在も同クラブだ。

ASの世界へ導き指導に当たった浜川俊恵さん(72)は、佐藤選手の長所を真面目に練習に打ち込む姿勢と説く。「ASは好きなだけでは続けられない。トモは根気よく頑張っていた」

23年に導入された新ルールでは100点満点で採点していたスコアの上限が撤廃された。フィギュアスケートのように各技に基礎点が定められ、試合前には技の順番と難易度を記すカード提出も義務付けられた。

高難度の技が求められるようになり、「正確な演技が強み」(浜川さん)の佐藤選手に白羽の矢が立ったのは今年5月。もともとデュエットの補欠として一緒に練習してきたが、比嘉選手とのペアで練習を始めると、6月のW杯でいきなり優勝。「高い難易度を正確にこなせ、一体感を出せる」(中島貴子ヘッドコーチ)と本番での起用が決まった。まな弟子の登場に、浜川さんも「持ち前の確実性を発揮して」と期待を寄せる。

渡仏直前には「自分がやってきたことをやるだけ。自分の中で完璧な演技をしたい」と決意をのぞかせた佐藤選手。「チーム」では5位に終わったが、努力で培った高い技術力を武器にデュエットで雪辱を果たす。



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