子ども食堂で異国の味 茨城・筑西 パキスタン料理提供

パキスタン料理を提供する子ども食堂が22日、茨城県筑西市内にオープンする。子どもたちに低額で食事を用意するだけでなく、異国の食文化に触れてもらうのが狙い。子ども食堂の代表を務める同市、翻訳業、野村裕子さん(63)は「いろんな方に来ていただければ」と呼びかけている。
子ども食堂の名称は「スパイスキッチン」。同市二木成の施設「まちづくりカフェピーチ」で月1回開催する。
野村さんは同施設で毎月開かれている「インターナショナル料理教室」に昨年から通い始め、講師でパキスタン出身のマリック・ザリンさんからカレーを中心にパキスタン料理を学んできた。今年に入り、料理教室の参加者と共に子ども食堂を開くことを決めた。
「異国の文化に触れてもらうことで、外国人を含めた地域の団結を強めたかった」と野村さん。パキスタン料理の特徴は香辛料の豊富さだ。マリックさんはクミンやシナモンなど15種類以上の香辛料を使い「家庭の味」を再現しているといい、カレーについても「チキンカレーやマトンカレー、魚カレーなどいっぱいある」と説明する。
22日は午後5~7時にキーマカレーを提供する。子ども(中学生まで)は100円、大人は200円。問い合わせは同施設(電)0296(24)9119。