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広場改修 試合前も活気 カシマスタジアム隣 演奏やダンス披露 茨城・鹿嶋

県立カシマサッカースタジアム南側に整備された「カシマDANDANひろば」=鹿嶋市神向寺(鹿島アントラーズFC提供)
県立カシマサッカースタジアム南側に整備された「カシマDANDANひろば」=鹿嶋市神向寺(鹿島アントラーズFC提供)


サッカー・J1鹿島アントラーズFCは、カシマスポーツセンター(SC、茨城県鹿嶋市神向寺)の貯水池として運用されてきた「水の広場」を、イベントに活用できる広場に改修した。既にトップチームの試合日での運用が始まっており、クラブは「にぎわいを創出できる場所にしていきたい」としている。

SCは県立カシマサッカースタジアムの南側に隣接し、ともに同FCが指定管理者となっている。改修した広場はSCの東側。旧広場は噴水などが整備されていたが、最近は使われていなかった。

クラブは、試合日のキックオフ前のスタジアム外での盛り上がりを図るために改修が必要と判断。周囲の道路から9段分下がった貯水池の底の部分に、約30メートル四方のスペースにコンクリートを敷き、ステージとした。北側と西側の九つの各段が座るスペースとなっており、ステージを見下ろす形となっている。費用は、同FCのスポンサーが加入するビジネスクラブの会費の一部を充てた。

新名称は「カシマDANDANひろば」に決定。ステージから席がだんだんと広がっていくことや、試合前のイベントを楽しみながら、試合が近づいていく期待感を表現した。

4月から運用を始め、これまでに県立鹿島高・付属中の吹奏楽部の演奏会や、チアダンスグループの発表などを開催。試合前の盛り上げに一役買っており、今後も音楽や体験型などのイベントを開いていく。

クラブの担当者は「試合開始時間よりも早く来られるサポーターが、スタジアム内のイベントだけでなく、スタジアム外も回遊し、楽しめるイベントが必要だった。今後は試合日以外の活用も検討していきたい」と展望した。



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