17日午後0時57分ごろ、茨城県日立市国分町1丁目の日立製作所国分工場にある変圧器組み立て建屋から出火、鉄骨スレート建て工場(約2万9000平方メートル)のうち、鉄筋2階建て測定室約144平方メートルと変圧器約84平方メートルを全焼した。消防車など10台が出動し、約5時間後の同日午後6時2分に鎮火した。当時工場は稼働しておらず、けが人はなかった。県警日立署で出火原因を調べている。

同署によると、別棟にいた男性従業員(37)が工場内から黒煙が上がっているのを発見し、工場責任者が119番通報した。

現場はJR常磐線常陸多賀-日立駅間の線路そばにあり、周辺には煙が立ちこめて一時騒然となった。近隣の商業施設は一時営業を停止するなど対応に追われた。