茨城県内は19日夜、大気の状態が不安定となり、各地で雷を伴う非常に激しい雨が降った。午後9時20分ごろには1万軒近くが一時停電したほか、JR常磐線、水郡線は一部区間で運転を見合わせた。

水戸地方気象台によると、筑西市で午後8時20分までの1時間に58.0ミリ、小美玉市では同9時15分までの1時間に57.ミリの非常に激しい雨が降った。

東京電力パワーグリッドによると、同9時19分現在、県内11市町村で計約9790軒が一時停電。主な停電エリアと軒数は、ひたちなか市で約5400軒、小美玉市で約1600軒、水戸市で約1310軒。同社で復旧を急ぐとともに原因を調べている。

JR常磐線、水郡線では同9時過ぎから、停電のため一部区間で運転を見合わせた。ひたちなか海浜鉄道湊線は同9時16分から全線で運転を見合わせた。