次の記事:ヨーカ堂 茨城県撤退 最後の竜ケ崎店閉店へ 「残念」「寂しい」 

側溝ふたに位置情報 茨城・稲敷市 金属盗対策に効果

稲敷市が鉄製ふたに取り付けた紛失防止タグ=同市内
稲敷市が鉄製ふたに取り付けた紛失防止タグ=同市内


茨城県内で金属盗が相次ぐ中、同県稲敷市は、道路側溝の鉄製ふたに紛失防止タグを取り付ける被害防止策を始めた。スマートフォンで位置情報を把握できる。6月には県警牛久署と連携し、盗まれた鉄製ふたの保管場所を突き止めたという。

市内では5月中旬以降、鉄製ふたの盗難が多発。6月中旬までの間に7件計63枚が盗難被害に遭った。

紛失防止タグは6月に導入。被害が集中していた高田地区にタグを付けた鉄製ふたを置いたところ、同月14日夜に隣接する同県阿見町内に運ばれているのが分かり、市は牛久署に通報するとともにタグの所在を追跡した。

タグの位置情報が動かなくなった同県土浦市内で探したところ、金属回収業者の敷地内にあるのを突き止め、同署員が盗まれた鉄製ふた12枚を発見。同署は同月24日までに、盗難に関与したとして男2人を窃盗容疑で逮捕した。

使用したタグは米アップル社製「エアタグ」で、大きさは直径約3センチ、厚さ8ミリの円形。市は「タグを付けてすぐに盗まれたので驚いた。容疑者逮捕に貢献できて良かった」としている。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース