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不要備品、フリマ販売 茨城・鹿嶋市 楽器や食器197点

メルカリで販売する学校備品を手にする鹿嶋市の田口伸一市長(中央)ら=同市役所
メルカリで販売する学校備品を手にする鹿嶋市の田口伸一市長(中央)ら=同市役所


茨城県鹿嶋市は20日、市が不要となった備品を販売するため、フリマアプリ「メルカリ」内にショップを開設した。備品破棄にかかる経費の削減と新たな財源確保が狙い。第1弾として、市内小学校で使用された楽器や給食の食器、木工椅子など15種類197点を出品した。

市教委によると、高松小と高松中が2023年度に施設一体型小中一貫校となった際、不要な備品が発生し、他校へ振り分けても数多く残っていた。

備品はこれまで一定期間を経て廃棄されていたが、市がメルカリと包括連携協定を結んでいたことから、アプリを活用した販売に切り替えた。

今回出品されたのは、給食で使っていたおぼんと仕切り皿、充電器10個セットをはじめ、小太鼓やベルリラなどの楽器類。価格帯は400~8400円。

同日開かれた市ショップ販売発表会で、田口伸一市長は「少しでも資源の有効活用を図り、循環型社会の形成に寄与したい」と述べた。同社の伊藤亮太参事は「市の大きな一歩に協力させていただくことがうれしい」と話した。

売上金は新しい図書や学校備品の財源に充てられる予定。

同社によると、全国では38自治体が備品販売にアプリを活用しているという。



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