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フェンシング男子団体パリ五輪金 永野選手、茨城・水戸に凱旋 「必死に動いた」

パリ五輪の報告に水戸市役所を訪れ、市職員らの歓迎を受ける永野雄大選手=同市役所
パリ五輪の報告に水戸市役所を訪れ、市職員らの歓迎を受ける永野雄大選手=同市役所


パリ五輪フェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した茨城県水戸市出身の永野雄大選手(25)=ネクサス=が21日、帰国後初めて同市に凱旋(がいせん)し、関係先で成果を報告した。

永野選手は同日午前、同県庁に大井川和彦知事を表敬訪問。正念場で起用され、5連続得点で優勝をたぐり寄せたイタリアとの決勝戦について「『とにかくやるしかない、練習で意識していたことはやろう』と必死に動いた」と振り返った。大井川知事は金メダル獲得を祝福し、「活躍の仕方が小説や漫画の世界に出てくるようなドラマチックな展開」と述べた。

その後訪れた同市役所では、市職員が大きな拍手で出迎えた。高橋靖市長から市スポーツ特別功労賞を受け取った永野選手は「感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを語った。

庁舎内で開かれた優勝報告会には母校の浜田小や水戸三中の生徒らも出席。永野選手は子どもたちに金メダルを披露し、「競技が好きで、一番うまくなりたいという気持ちでここまで来た」と競技への思いを語った。同小6年、大塚創太さん(11)は「金メダルは重かった。競技に興味も湧いた」と話した。

同日夜には同市内のホテルで開かれた県フェンシング協会の祝勝会にも出席。実際に剣を持ち、デモンストレーションで会場を沸かせた。永野選手は「ワールドカップで勝ち続けられるようになりたい」と今後の目標を語った。



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