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TX東京駅延伸へ 年内にも期成同盟会 茨城・守谷市長 沿線自治体と連携

TX東京駅延伸を目指す期成同盟会について説明する松丸修久守谷市長=同市役所
TX東京駅延伸を目指す期成同盟会について説明する松丸修久守谷市長=同市役所


茨城県守谷市の松丸修久市長は22日の定例記者会見で、つくばエクスプレス(TX)の東京駅延伸を確実に実現するため、沿線自治体などで構成する期成同盟会を年内にも設立すると明かした。東京駅でTXとの接続を検討する「都心部・臨海地域地下鉄構想」と連動させ、相互実現を図りたい考えだ。事業化に向け、国やTXなどに要望活動する。

TXは当初、東京駅を起点として構想。同駅延伸を巡っては、国交省の交通政策審議会が2016年、同駅と有明地区を結ぶ臨海地下鉄構想との一体整備を求め、国に答申している。

松丸市長によると、今月9日に市役所でTX沿線7市の首長が集まる懇談会を開催し、同盟会の設立に合意したという。

背景には、東京都などが構想する臨海地下鉄が40年の開業を目指していることがある。懇談会に出席した東京・中央区の幹部から「TXの東京駅延伸も40年開通に向けて努力したらどうか。2年以内に要望や機運醸成をしないと間に合わないのではないか」と提案されたという。

会見で松丸市長は「すぐ行動しないといけない。時間的余裕はない」と強調。市幹部も「臨海地下鉄構想が加速化する中、東京駅延伸についても沿線自治体の意気込みを見せないといけない」と説明する。

同盟会の構成員は沿線自治体の首長や議長、県議などを想定している。松丸市長は「できるだけ多くの賛同を得たい」と、多くの関係機関を巻き込みたい考えだ。



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