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アジア代表 米式典招待 元選手・津島さん(茨城・鹿嶋) リトルリーグ、女性で活躍 1998年世界大会2位 「とても光栄」

リトルリーグで活躍し、米国の記念式典に招待された津島さやかさん(当時のユニホームを着用)=鹿嶋市
リトルリーグで活躍し、米国の記念式典に招待された津島さやかさん(当時のユニホームを着用)=鹿嶋市


少年少女の硬式野球「リトルリーグ」に女性選手が出場するようになり、今年で50周年を迎えたことを記念し、米国で25日(現地時間)に開かれる予定の式典に、世界で活躍した女性22人が招待された。その一人として、茨城県鹿嶋市の津島さやかさん(38)がアジア代表で選ばれた。

津島さんは小学4年~中学1年、鹿嶋市のリトルリーグ「鹿島イーグルス」に所属し、男子に交じってレギュラー入りを果たした。ポジションは守備範囲の広いセンター。足の速さと肩の強さが武器だった。

中学1年の13歳だった1998年、鹿島イーグルスなど市内3チームの選抜メンバーでつくった合同チーム「鹿島リーグ」に参加。全国大会を通過し、日本代表として極東大会を突破。さらにアジア代表として、米国ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われた「リトルリーグ ベースボール ワールドシリーズ」に出場した。決勝で米国に惜しくも敗れたが、2位に輝いた。

この大会で津島さんは、準決勝のカナダ戦で4打数3安打とチームの勝利に貢献した。原動力は「とにかく勝ちたい」との気持ちだった。

津島さんは自らを、負けず嫌いで努力家と分析。「大好きな野球を、黙々とやっていただけ」と当時を振り返る。自主的に壁当てやティーバッティング、バッティングセンターで130キロのボールを打つ練習などに取り組んだ。

記念式典に招待され、津島さんは驚いたがうれしかったという。「かつて出場したワールドシリーズの開催地ウィリアムズポートに、26年ぶりに行けることをとても光栄に思う。昔の思い出に浸り、会場や試合の雰囲気を思いっきり楽しみたい」と話した。



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