部活動、初の特例解除 茨城県立高野球部 不適正運営で県教委が指導
茨城県教育委員会が県立高の部活動を「平日2時間以内」などと厳格化した上限を巡り、2時間を超える特例が認められていた県立高1校の野球部が特例を解除されていたことが23日、分かった。認定された計画を逸脱する不適正な運営があり、県教委から指導を受けていた。解除は1日付。部活動の上限時間が設けられて以降、特例の解除は初めて。
県教委などによると、特例解除された野球部は、認定された計画を超える活動をしており、県教委が5月に指導。高校側は県教委と協議の上、特例の取り下げを申し出ていた。
県教委は、けが防止や教員の働き方改革などを目的に、部活動時間に上限を設定する一方、適正な指導体制確立など一定の条件下で特例措置を設けている。本年度は特例申請があった5校18部のうち、野球部5校を含む7校9部で認められた。