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東海第2再稼働 反対訴えデモ行進 水戸で集会 茨城

東海第2原発の再稼働反対を訴えデモ行進する参加者たち=水戸市内
東海第2原発の再稼働反対を訴えデモ行進する参加者たち=水戸市内


日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村白方)の再稼働に反対する「STOP!東海第二原発の再稼働いばらき大集会」(同実行委員会主催)が24日、同県水戸市三の丸1丁目の駿優教育会館で開かれた。集会後には同市内でデモ行進も行い、再稼働反対を訴えた。

参加者600人(主催者発表)を前に、実行委代表の谷田部裕子さんが「東海第2の防潮堤工事の不良など、原電を信頼するのは無理。未来のために(再稼働ストップに向けて)共に歩みましょう」と呼びかけた。

集会には、賛同人7人がそれぞれの立場で声を上げた。前東海村長の村上達也さんは元日に発生した能登半島地震を挙げ、「1975年ごろ、石川県珠洲市に原発を10基造ろうとしていた。反対運動があったことを忘れてはいけない」と訴えた。

東海第2原発再稼働に反対する決議文を採択した後、参加者は水戸市中心部をデモ行進した。実家が福島県にあるという茨城県土浦市在住の男性(76)は「原発事故後、風評被害で果樹栽培をやめた。茨城で(事故が)起きないように、一人の力は小さいが声を上げたい」と語った。



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