茨城パラスポーツ協が設立記念式典 所属選手がデモンストレーション 茨城・土浦
障害者スポーツの振興を目指して8月に発足した一般社団法人「茨城パラスポーツ協会」の設立記念式典が31日、茨城県土浦市城北町のホテルマロウド筑波で行われた。大井川和彦知事をはじめ関係者約100人が出席し、門出を祝った。
同協会には現在、パラスポーツに取り組む9人の障害者が選手として所属している。式典では、選手それぞれが紹介され、競技のデモンストレーションも行われた。
理事長の皆川鉄雄さん(43)はシッティングバレーボールの選手。16歳の時に交通事故で右足大腿(だいたい)部を切断した。
皆川さんは「障害者が自分に合ったスポーツを見つけられるように、ネットワークを広げていきたい」と、今後の活動への抱負を述べた。
最年少の土浦市立都和小3年、冨嶋美月さん(9)は取材に対し、「車いすバスケットやチェアスキーをやっている。将来はパラリンピックに出たい」と夢を語った。