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バス運転手確保へ体験会 茨城県協会 業務内容の説明も

指導運転士(右)のアドバイスを受けてバスの運転体験をする参加者=水戸市見川町
指導運転士(右)のアドバイスを受けてバスの運転体験をする参加者=水戸市見川町


人手不足に悩むバス運転手の確保につなげようと、茨城県バス協会は31日、同県水戸市見川町の県トラック総合会館で、バスの運転体験会を開いた。大型免許を持っていない参加者45人が敷地内で実際にバスを運転。バス会社の業務内容の説明に、熱心に耳を傾けた。

体験会では、路線バスに使われる中型AT車を使用し、バス会社の指導運転士が運転をサポート。マイカーとは異なる大きなハンドルを握った参加者は「その気になる」などと話した。

体験後のバス会社の説明会には茨城交通(水戸市)、関東鉄道(同県土浦市)など県内外の6社がブースを開設。参加者は、各社の人事担当から業務内容や待遇について説明を受けた。

正社員の再就職先を探しているという水戸市、アルバイト、石塚将司さん(48)は「バス業界は40代の未経験者も正社員として迎えてくれる」と業界の求人を歓迎。「運転してみて、公共インフラに携わりたいという気持ちが強くなった」と意欲を見せた。

同協会によると、同県内の主要バス事業者のうち、乗り合いバス運転手の数は、2023年3月末で2184人。16年同期比で200人以上減少。同協会は今後も運転体験会開催を検討しているという。



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