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提灯まち 勇壮に 鹿島神宮秋の祭典 茨城・鹿嶋

ちょうちんを揺らしながら鹿島神宮へ大青竹を運ぶ氏子ら=鹿嶋市宮中
ちょうちんを揺らしながら鹿島神宮へ大青竹を運ぶ氏子ら=鹿嶋市宮中


茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮で1日、秋の祭典が始まり、例祭や神幸祭(じんこうさい)が厳かに執り行われた。周辺では山車の引き回しや数百個のちょうちんを飾った青竹を境内へ運ぶ勇壮な「提灯(ちょうちん)まち」が繰り広げられ、多くの見物客でにぎわった。

例祭は同神宮で最も重要な祭祀(さいし)。宮内庁の御使(おんつかい)や神社本庁の献幣使(けんぺいし)を迎え、氏子や地域の関係者など約500人が見守った。

夜には神幸祭があり、祭神の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の分霊を移したみこしが本殿から出て大町通りを往復した。

同祭に先立ち、周辺の道路では大人形を載せた山車5台が祭りばやしを奏でながら練り歩いた。氏子がちょうちんを奉納する「提灯まち」では、ちょうちんが飾られた青竹を若衆が勇ましく揺らしながら行進。かがり火の中に投げ込んだ。

提灯まちを見た同市、村木実さん(72)は「変わっていて面白い。お祭りをやれるというのは平和の証し」と話した。

2日は同神宮で行宮祭(あんぐうさい)と還幸祭(かんこうさい)が行われる。



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