次の記事:ヨーカ堂 茨城県撤退 最後の竜ケ崎店閉店へ 「残念」「寂しい」 

猫飼育者向け賃貸住宅 つくば・二の宮団地に整備 5世帯分 専用ステップやDIY壁 UR都市機構 茨城

UR都市機構の猫飼育者向け住宅「ねころぶ住宅」(同機構提供)
UR都市機構の猫飼育者向け住宅「ねころぶ住宅」(同機構提供)


猫も飼い主も楽しく暮らせる住宅を-。UR都市機構がつくば・二の宮団地の一角に、猫の飼育者向け賃貸住宅を5世帯分整備した。猫用のステップや高いところを移動するためのキャットウオークを設け、伸び伸びと暮らせる機能を充実させた。物件の付加価値を高めることで、入居を促進する。

名称は「ねころぶ住宅」。猫も飼い主も寝ころんでのんびり暮らせるという意味と、猫が暮らしやすい設備を詰め込み、「猫も喜ぶ」という言葉を掛け合わせた。

同機構のペット共生住宅は、1世帯につき犬または猫1匹に限定していた。ねころぶ住宅は、犬と比べて猫を多頭飼いする人が多いことや、「複数頭飼いたい」という声を受け、猫2匹まで飼育可能とした。

室内の壁には猫用のステップやキャットウオーク、猫が顔を出せるボックスを設置。個性や年齢に合わせて自由にカスタマイズできる「DIY壁」を、ペット共生住宅で初めて導入した。ステップや爪とぎ、食器などを決められた基準内で自由に配置できる。

さらに、滑りにくく衝撃に強い床材や、耐久性の高い畳、キッチンへの侵入を防ぐ扉を設けて安全を確保する。猫用トイレを置くスペースや部屋を行き来できるくぐり戸もあり、猫も飼い主も快適に暮らせるよう配慮した。

所在地は茨城県つくば市二の宮のつくば・二の宮団地5号棟。地上4階建て。2LDKの家賃は月8万200円からで、募集戸数は3戸。3LDKが月8万5400円からで、募集戸数は2戸。共益費は全戸共通で月3800円。

物件は築年数が長く、最寄り駅から離れているため、ペット共生型に付加価値を付けた。棟が独立していることから、近隣のペットを飼わない住民に気兼ねせず住めるのが利点という。

同機構の担当者は「多頭飼いができる物件は希少性が高い」とし、「猫の運動不足やストレス解消につながれば、飼い主も安心できる」と魅力を話した。

募集は14日午前10時からUR賃貸ショップつくば駅前の窓口で先着順に受け付ける。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース