神栖市営住宅建て替え 波崎地区、1棟に集約 今月末に入居者抽選会 茨城
茨城県神栖市は老朽化した市営住宅の建て替え工事を進めている。波崎地区の4カ所の市営住宅を1棟50戸に集約するもので、総事業費は約14億8千万円。10月に完成予定で、11月から入居を開始する。市営住宅の総管理戸数(老朽化による新規募集停止住戸を含む)は2020年時点で306戸だったが、今回の建て替え工事で186戸になる。
名称は「日の出町住宅」で、鉄筋コンクリート造りの3階建て。老朽化ですでに取り壊した別所住宅、松崎住宅、上新道住宅、東町住宅=いずれも波崎地区=を集約し、東町住宅の跡地に建設している。外壁は白色が基調で、海と空をイメージした青色がアクセントカラーになっている。
市住宅政策課によると、間取りは1DKと3DK。高齢者や障害者が利用しやすいようにエレベーターを整備したほか、玄関やトイレ、風呂などに手すりも取り付けた。申込期間は終了しており、9月27日に行う抽選会で入居者を決定する。
市が管理する住宅の集約化について同課は「今後の人口減少の推計を基に、市として供給する必要がある戸数を検討した」としている。