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地域農業、在り方探る 茨城・日立 知事と生産者、対話集会

県北地域の生産者と意見交換する大井川和彦知事=日立市幸町
県北地域の生産者と意見交換する大井川和彦知事=日立市幸町


茨城県の大井川和彦知事と県民との対話集会「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」が4日、同県日立市内で開かれた。県北地域の中山間部で特色ある農作物の生産に取り組む「Re:Agri(リ・アグリ)」のメンバー5人と、地域に根差した農業経営の在り方について意見を交わした。

リ・アグリは2019年に「生産者間の交流や情報交換の場所づくり」を目指して発足。現在は日立、常陸太田、高萩3市の5経営体が参加している。毎月第4土曜に日立市役所で旬の野菜を販売する「ドライブスルーマルシェ」を開いているほか、勉強会や相互の農地視察などを通して交流や技術向上を図っている。

中山間部で農地の大規模化は難しく、各メンバーは多彩な品目を少量程度ずつ生産。いずれも「こだわりの野菜」で、販路を地元中心に確立している。代表で樫村ファーム(日立市)の樫村智生さん(34)は「地域に根差した農業経営が強み」と話す。

大井川知事は「地域の特色を出したユニークな取り組み。地域で創意工夫すれば、さまざまな(農業経営の)手法があるということを広く伝えていければ」と述べた。



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