ニセ電話詐欺 60代男性、4226万円被害 茨城県警
茨城県警は5日、同県鹿行地域の60代男性が、総務省職員や警察官を名乗る男らに現金4226万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件として調べている。
県警組織犯罪対策1課によると、8月3日昼ごろ、男性方の固定電話に、総務省職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」などと電話があった。その後、電話を代わった新宿署警察官を名乗る男から「あなたも事件に関与している可能性がある」などと言われた。
男性が男らの指示に従ってLINE(ライン)を登録すると、警察官を名乗る男は警察手帳や守秘義務誓約書の画像を提示。同月8日には「ネットバンキング口座を開設して指定口座に振り込んでほしい。識別調査が終われば返金する」と言われたため、男性はネットバンキング口座から指定口座に5回にわたり現金を振り込んだ。