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日立おおみか病院、9月末で閉院 医療法人、破産手続き開始 負債4億8000万円 茨城

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帝国データバンク水戸支店は5日、日立おおみか病院(茨城県日立市大みか町)を運営する医療法人仁愛会が水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。8月22日付。負債額は約4億8000万円。同病院は9月末で閉院する。

同病院はJR大甕駅近くにあり、ホームページによると、病床数は90床。内科や外科、脳神経外科などが設けられている。約60年にわたり、同市を中心に地域医療を支えてきた。外来診療は7日で終了する。

1962年に診療所として開院、74年に法人化した。当初は「茅根医院」として、県胃がん・大腸がん精密検査医療機関などにも認定され、2008年3月期には年売上高約6億3200万円を計上していた。

だが、県北地域の人口減少や、大型病院の新設による競合で経営が悪化。13年には創業者一族が退くなどして体制を刷新し、日立おおみか病院として再建を図った。一時は改善の兆しが見られたものの、新型コロナウイルスの影響で患者数は再び減少。23年同月期は同約4億5000万円まで落ち込んだ。24年同月期には債務超過に陥り、事業継続を断念した。



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