J公式戦でマイナンバー実証実験 川崎-鹿島戦も対象 不正防止、利活用効果検証
マイナンバーカードの普及につなげようと、デジタル庁は7日までに、Jリーグの公式戦で同カードを活用した実証実験を行うと発表した。成り済ましや転売などの不正防止や、カード情報の利活用の効果を検証する。11月1日のJ1第35節・川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ戦など2試合が対象。
実験では、スタジアム場外に抽選ブースを用意し、同カードを持参したサポーターが同意の上で抽選に参加。読み取った住所情報からホーム側サポーターかアウェー側サポーターかを区分し、それぞれに合った景品や特典を用意する。受け取る際には顔認証による本人確認を行う。
石川昭政デジタル副大臣(衆院比例北関東)は、Jリーグから新規ファンの獲得や既存ファンの顧客体験の向上につながるとの声があるとし、「ほかのプロスポーツ分野にも拡大してほしい」と期待した。