全国中学ラグビー 茨城・水戸で14日開幕 SNS活用 結果や映像配信
「太陽生命カップ2024 第15回全国中学生ラグビーフットボール大会」が14日、茨城県水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸などを会場に開幕する。2010年に始まり、11年に会場を同市に変更。コロナ禍で中止となった2大会を挟み同市での開催は12回目となる。昨年は4年ぶりに有観客で実施され、3ブロックで繰り広げた熱戦に惜しみない声援が送られた。今大会は3日間の日程で決勝が16日に行われる。
全国規模の競技機会を提供することで、チームや競技者の増加や競技力の向上に寄与し、中学ラグビーに携わる指導者の質の向上を図ることをなど目的とする。大会OBには日本代表で活躍する選手もいる。
中学校男子、ラグビースクール男子、都道府県代表女子に、第15回を記念し特別推薦枠を加えた4ブロックを設定。中学校とスクールに8チーム、女子は9チーム、推薦枠は4チームが参加する。中学校男子には茨城県から茗渓学園中が出場する。男子と推薦枠は12人制で前後半20分、女子は7人制で前後半7分。暑熱対策と体調管理を考慮し、試合は気温の上がる日中を避け、午前中または夕方に設定した。
大会の認知度を上げようと、今年から交流サイト(SNS)を活用。協会のアカウントで試合結果やプレー映像、試合後のキャプテンのインタビューなどの配信を企画している。JAPAN RUGBY TVで全試合のライブ配信も予定する。
主催する日本ラグビーフットボール協会の山崎貴志普及育成部門長補佐は「単独チームで競う最後の大会で、3年間の中学ラグビーの集大成。高校野球の甲子園のような大会でもある。チームを超えた交流にも目を向けていきたい」と話した。