笠松運動公園(茨城県那珂市向山)のイチョウ並木で、ギンナンが色づき始めた。猛暑が続く中、直径1.5センチほどの黄色い実がたわわに実り、静かに秋の訪れを告げている。

同園北側の補助陸上競技場からテニスコートに続く道に、約70本のイチョウの木が並ぶ。11日、秋風が吹く木陰の道を、ランニングや散歩をする人たちが行き交っていた。

イチョウは例年、10月下旬から黄葉が見頃を迎える。同県ひたちなか市の男性(66)は「少しずつ秋の気配を感じる。黄色く染まったイチョウ並木を見るのも楽しみ」と待ち望んだ。