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俳優 地域の仕事体験 茨城町 ワーホリPR動画配信へ

杉の伐倒作業をする箭内夢菜さん(左)=茨城町下土師
杉の伐倒作業をする箭内夢菜さん(左)=茨城町下土師


地域の暮らしをまるごと体感する「ふるさとワーキングホリデー」に、若手俳優の箭内(やない)夢菜さん(24)が挑戦し、11、12両日、茨城県茨城町下土師のしもはじ埴輪キャンプ場で、学生らとともにキャンプ場の保全整備などの作業を体験した。箭内さんの体験は、ふるさとワーホリの魅力を紹介するまとめ動画として公開する予定だ。

ふるさとワーホリは、都市部居住者らが一定期間地域に滞在し、働いて収入を得ながら地域住民らと交流し実際の生活を味わう総務省の制度。箭内さんは、いばらき県央地域移住・定住促進協議会が実施する、ふるさとワーホリに参加。関東や東北、近畿の学生らと就労体験に臨んだ。

初日は施設の概要などについて説明を受けた後、周囲の里山を散策。まきや杉の葉を用意し、芝のフィールドでじか火を体験。バギーを使った草刈りも行った。

2日目は林の中で弱った高さ約20メートル、直径約50センチの杉の木に切れ目を入れてロープを引いて倒す「綱引き伐倒」を実施。ヘルメットをかぶり綱を手にした箭内さんは、ゆっくりと倒れる木に驚きの声を上げた。倒した木は長さ30センチほどにチェーンソーで切り、機械で割りまきに仕上げた。場内で採れた栗の袋詰めや値段とロゴを書く作業も手がけた。

箭内さんは2日間の体験について「みんなで協力し、作り上げたり達成感を味わう関係が良かった。チェーンソーの作業や草刈り機の運転が楽しかった」と感想を述べた上で、「地域の人々は優しく、丁寧に仕事を教えてくれた。人とのつながりを大事だと感じさせてくれる機会」とふるさとワーホリの魅力を語った。

また、「ワーホリに興味を持っていただき、詳しく知っていただける機会になれば」と動画の視聴を呼びかけた。ユーチューブチャンネル「箭内夢菜のユメ」で10月下旬から公開する予定。



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