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茨城県国会議員 7候補に支持分散 茂木氏に2人 自民総裁選告示

自民総裁選 茨城県国会議員の支持
自民総裁選 茨城県国会議員の支持


自民党総裁選が告示された12日、投票権がある茨城県関係国会議員8人のうち、2人は茂木敏充幹事長、残る6人はそれぞれ別の候補を支持することが、茨城新聞の取材で分かった。政治資金パーティー裏金事件を巡る派閥解散などにより、過去最多の9人が立候補。支持が7人に分かれた。

茂木氏を支持するのは梶山弘志氏と加藤明良氏。梶山氏は選挙対策本部長兼推薦人となった。加藤氏も推薦人に名を連ねる。

梶山氏は幹事長代行として茂木氏を間近で支え「経済、エネルギー、外交のプロで内政と外交の課題に的確に対応してきた。要職を歴任した経験と実績に基づく政策立案能力と実行力がある」と評価。加藤氏は「茂木氏に託せば間違いなく日本経済が伸び、地方は潤う。政策の実行力は随一だ」と述べた。

麻生派の永岡桂子氏は前回同様、同派の河野太郎デジタル相の推薦人となった。「経済政策など内政にたけている上に、外交でも毅然(きぜん)とした対応ができる。決断力、突破力もある」と期待する。

旧岸田派からは林芳正官房長官と上川陽子外相の2人が出馬。同派の葉梨康弘氏は林氏、国光文乃氏は上川氏をそれぞれ支持する。

葉梨氏は「政治不信の中では国民と対話し、政策に対する理解と協力を得ることが大切。林氏には実績に基づく説明力がある」と強調。推薦人となった国光氏は「上川氏は『誰も取り残されない政治』を掲げており、私自身と政治信条が同じだ」と語った。

旧石破グループで無派閥の田所嘉徳氏は石破茂元幹事長を支持。推薦人に名を連ねた。「防衛、農政、地方創生に深い見識を持つ。(石破氏が掲げる)『防災省』創設も必要だ」と述べた。

石川昭政氏は前回同様、高市早苗経済安全保障担当相を支持し、選挙責任者を務める。「高市氏とは国家観、歴史観も共通し、憲法改正に理解がある」と説明した。

上月良祐氏は「日本の閉塞(へいそく)感を真に打破する人を選びたい」と候補者名を挙げていないが、小泉氏を支持するとみられている。

額賀福志郎氏は衆院議長のため投票権がない。



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