犯人の特徴いかに表現 「似顔絵捜査官」目指し技術学ぶ 茨城県警察学校
県警の捜査用似顔絵講習会が13日、茨城県茨城町上石崎の県警察学校で開かれ、「似顔絵捜査官」を志す35人が、犯人の特徴を聞き取って似顔絵を描く技術を学んだ。
県警は、強盗やニセ電話詐欺事件など犯人につながる情報収集で似顔絵を活用。この日は強盗事件を想定した実習などが行われ、描き手が目撃者役から犯人の顔や服装などの特徴を聞き取りながら、似顔絵作りに取り組んだ。
講師を務めた鑑識課の篠原一弘さん(46)は「特徴をいかに表現できるかが重要。誇張して描くと似てくる」と作成のこつを指導。参加した県警行方署の石塚周さん(27)は「写真を見て描くのとは難しさが違うため苦戦した。現場でも積極的に描いていきたい」と話した。