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茨城県内65歳以上85万4503人 過去最高、高齢化率31%

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町


茨城県は敬老の日(16日)現在の高齢者人口の推計を発表した。県内の65歳以上の高齢者は85万4503人で、県内総人口に占める割合(高齢化率)は31.0%となり、いずれも過去最高を更新した。男性38万4739人(高齢化率28.0%)、女性46万9764人(同34.0%)だった。

推計は7月1日現在の県常住人口調査の結果に、過去3年間の伸び率を加味した。県統計課によると、7月1日現在、高齢者数は前年同月から1448人増え、高齢化率は0.22ポイント上昇した。

市町村別の高齢化率は同日現在、県内44市町村のうち35市町村で30%を超えた。前年に続き最も高かった大子町が50.4%で、初めて5割を超えた。次いで利根町45.5%、常陸太田市42.5%、河内町42.1%、城里町41.3%、常陸大宮市40.9%の順だった。

高齢化率が低かったのはつくば市20.0%、守谷市24.5%、神栖市25.0%、東海村25.7%、ひたちなか市とつくばみらい市27.2%、水戸市と阿見町27.7%、土浦市29.9%だった。取手市、つくば市、阿見町、八千代町、境町、利根町を除く38市町村では前年同期より高齢者の割合が増えた。

県内5地域別の高齢化率は、県北が37.8%と最も高く、県西32.0%、鹿行31.4%、県央29.9%、県南28.9%の順となった。県北と県南では8.9ポイントの差が生じ、前年より拡大した。

茨城県の高齢化率は1960年代ごろまで6%前後で推移し、その後は年々上昇してきた。85年に10%、2006年に20%を超え、21年に30%に達した。同課によると、記録の残る1981年以降、高齢者人口と高齢化率は43年連続で上昇している。



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