茨城県日立市内の登山道や林道などを駆け抜けるトレイルランニング大会「日立アルプスOCEANトレイル2024」(シンコーシステム日立主催)が12月8日、同市内で開催される。同市で初めて開かれるトレイルラン大会で、パワースポットとして知られる御岩山や高鈴山、市内や太平洋を一望できる助川山、小木津山自然公園などを通る。「『日立アルプス』や同市の観光スポットを再認識する大会に育てたい」と主催者。10月末までエントリーを受け付ける(定員に達した場合は締め切りが早まる)。

発着点でメイン会場となるのは同市入四間町の自然体験型レクリエーション施設「奥日立きららの里」。競技はロングコース(距離42キロ、累積標高2108メートル)、ミドルコース(距離23キロ、累積標高1045メートル)、ビギナーコース(距離5.3キロ、施設内コース)の3種目を行う。スタート時間はロングとミドルが午前8時でビギナーは午前9時。

制限時間はロングコースで8時間、ミドルコースで6時間、ビギナーコースで2時間。定められたコースの所要時間を競うタイムレース方式。

給水所とトイレを数カ所設定する。定員はロング・ミドルコースで各200人、ビギナーコースで100人。

参加資格はロングとミドルが高校生以上、ビギナーは小学生以上。参加費はロングが1万円、ミドルが8千円、ビギナーが5千円。参加者全員に記念Tシャツが配られるほか、会場では同市名産の会瀬浜汁が振る舞われる予定。

主催のシンコーシステムは、マラソン大会の順位を測定する簡易ICタグ(発信機)を開発・販売し、アウトドアスポーツやトレイルラン普及に力を入れている。御前山トレイルラン大会や常陸国トレイルランなどの大会の企画運営にも携わっている。

参加希望者は大会ホームページ(https://hitachi-trail.com)から申し込む。参加締め切りは10月31日。問い合わせは同事務局(電)0299(23)1251へ。