葬儀不在住宅狙い窃盗、7府県で88件 被害総額1億1600万円 男3人の犯行裏付け 茨城県警
茨城県警日立、ひたちなか、高萩3署と県警捜査3課の合同捜査班は18日、窃盗罪などで公判中の男3人が、茨城や栃木、群馬など7府県で空き巣など計88件を繰り返していたことを裏付けたと発表した。被害総額は現金約4400万円や腕時計など約1600点(約7200万円相当)に上る。
同課によると、3人は茨城県日立市、建設作業員、男(49)と同県土浦市、建設作業員、男(45)、保釈中の同県高萩市、無職、男(40)。
3人は2017年7月ごろから今年2月ごろまでの間、葬儀で不在となっている民家から腕時計や指輪などを盗んだとされる。インターネットで葬儀情報を集め、名前を検索するなどして住所を割り出していた。
犯行エリアは茨城県が最多の38件で、次いで栃木県19件、群馬県18件、大阪府7件など。手口は空き巣48件、出店荒らし24件、部品狙い5件など。3人は盗品を換金し、生活費などに充てていた。