高萩市議「議会いらない」 SNS投稿「軽率だった」反省 茨城
茨城県高萩市議の大平望氏(30)が自身のインスタグラムで「高萩の市議会議員よりチャットGPTの方が賢くて的確だから議会なんていらないな」と投稿していたことが20日、分かった。市議会は同日、全員協議会を開き、本人から聴き取り。大平氏は「軽率だった。誤解を招いたので反省したい」と謝罪した。
投稿は16日付。大平氏は総務産業委員会で審議されている陳情に関して、生成人工知能(AI)のチャットGPTに意見を求めたところ、自らの意に沿った回答を導き出したため、問題となった文言を回答に付け足して投稿した。その際、文言の最後にネットで使われる俗語で反語を意味する「()=カッコ」を入れたという。大平氏は「チャットGPTのレベルが上がったことを伝えたかった」と釈明した。
市議からは「交流サイト(SNS)の扱い、発信の仕方に配慮が必要」などと苦言が相次いだ。複数の市議によると、25日の本会議で謝罪を求める動議が提出される見込み。