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「帷子」の模造展示 研究員解説も 弘道館 茨城・水戸

弘道館の特別企画で展示されている「白麻地光琳松文様帷子」(模造)=同館提供
弘道館の特別企画で展示されている「白麻地光琳松文様帷子」(模造)=同館提供


茨城県水戸市三の丸1丁目の弘道館で、現代では希少となったひとえの着物「帷子(かたびら)」の模造を展示、解説する特別企画が開かれている。古典染織復興会議が約8年かけて模造した江戸時代の帷子「白麻地光琳松文様帷子(しろあさぢこうりんまつもんようかたびら)」などを展示している。同会議の代表で同県城里町在住の中野童男氏や同館研究員による解説も行われている。同企画は24日まで。

同館によると、帷子は夏に着用される裏地のない着物のうち、麻の生地で仕立てられたもの。近代以降はあつらえることが減り、現代では希少な存在という。

展示は、期間中午前9時~午後4時。解説は午前10時からと午後2時からで、それぞれ約40分。観覧料は大人400円、小中学生200円。

同時公開として、水戸藩の奥医師で弘道館医学館助教として尽力した小林元茂が拝領した「葵紋付羽織」も展示している。



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