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笠間稲荷神社で小笠原弓馬術礼法奉納 茨城

「三三九手挟式」の弓馬術礼法を行う小笠原教場の射手ら=笠間市笠間
「三三九手挟式」の弓馬術礼法を行う小笠原教場の射手ら=笠間市笠間


茨城県笠間市笠間の笠間稲荷神社で23日、NPO法人小笠原流・小笠原教場(東京)による「小笠原流弓馬術礼法三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」の奉納があった。伝統的な武家装束に身を包んだ射手らが、厳格な作法にのっとり矢を放った。

源氏の流れをくむ小笠原家が鎌倉時代初めに完成させた武家礼法で、現在は小笠原清忠氏(80)が三十一世宗家を担う。同神社への奉納は1996年から続く。この日は、8人の射手が2組に分かれ、約20メートル先の約27センチ四方の的を目がけ弓を引いた。的中すると参拝者らから「おおっ」という歓声と拍手が湧いた。

友人同士で笠間に観光に訪れた同県龍ケ崎市の石崎綾子さん(38)と同県取手市の関本真実さん(38)は「所作がきれいで、日本のいい文化を見られてよかった」と感心していた。



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