大の里「声援幸せ」 一夜明け優勝喜び 25日に大関昇進
大相撲秋場所で2度目の優勝を果たし、大関昇進を確実にした関脇大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が千秋楽から一夜明けた23日、茨城県阿見町荒川本郷の同部屋で記者会見し、「たくさんの声援を頂いて15日間戦えて、すごい幸せだった」と喜びを語った。
今場所で大の里は、13日目に昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に到達。千秋楽を前にした14日目に13勝を挙げ、優勝を決めた。「優勝や大関のことは考えず、15日間やり切れば結果はついてくると思っていた」と振り返った。
大関昇進については「まだ発表されていないので」と言葉を控えながら、「名前を頂いた大ノ里さんの番付にいけることはすごく光栄」と、しこ名の由来となった昭和初期の名大関への思いを明かした。
日本相撲協会は25日、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)番付編成会議と理事会を開き、大の里の大関昇進を正式に決める。
新大関の誕生は、今年初場所後で琴桜に次いで2人目、令和以降で8人目。茨城県ゆかりでは、2017年名古屋場所の高安=同県土浦市出身=以来、7年ぶりとなる。
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