街中で働く人活写 日立一高写真部が展示 27日から 31店取材「魅力知って」 茨城・日立
茨城県日立市の活性化につなげようと、県立日立一高(同市若葉町、磯辺裕一校長)の写真部は27、28両日、同市幸町の日立駅前商業施設「ヒタチエ」地下1階で、同市の街中で働く人たちを活写した写真展「ギャラリンジャー2#ヒタチエ」を開く。部員が地元31店舗で取材した写真と働く人たちの声を紹介し、「日立市のお店の魅力を知ってほしい」と願いを込める。
同部は2年生で部長の原知子さん(16)と1年生の山井優希さん(15)、小野緋哩(あかり)さん(15)、樫村柚香(ゆずか)さん(15)の4人で活動する。同展は市を活気づけたいと2022年に初めて実施。継続して開き、多くの店舗を紹介しようと2回目を企画した。
今回は6月から写真の構図案を出したり、部員で取材のアポイントを取ったりした。7月から8月上旬にかけて、パティオモールと銀座通りにある飲食店や洋服店、ホテルなどを訪問。働く人の姿や店舗の様子を撮影し、店のお薦めしたい点や、同市の現状、未来などをインタビューした。
取材では部員が初めて訪れる店舗もあった。部員は「また行きたいと思う店が増えた」「お客さんが喜んでくれるよう工夫していると分かった」と、新たな気付きを得られたと語る。取材した人からは「若い人が日立市の商店街を盛り上げる手伝いをしてくれてうれしい」と声をかけられた。
撮影した写真から各店舗5枚ずつ選んで展示する。インタビューは文章にまとめ、一緒に掲示する。原さんは「たくさんの人に展示を見てほしい。お店の魅力を発見してもらい、実際に足を運んでもらえればうれしい」と呼びかけている。
同展は午前10時~午後4時。