赤色で結核予防啓発 水戸芸術館タワー点灯 呼吸器感染症への理解も 茨城
呼吸器感染症が流行する秋冬を前に、茨城県水戸市は同市五軒町の水戸芸術館タワーをライトアップし、結核や呼吸器感染症予防の重要性を呼びかけている。
厚生労働省は毎年9月24~30日を「結核予防週間」と定めてきたが、2024年度から呼吸器感染症も合わせて予防を呼びかける「結核・呼吸器感染症予防週間」と改めた。咳(せき)エチケットや手洗い、換気などの基本的感染症対策や予防接種の重要性を普及啓発し、社会全体での感染症対策に取り組む。
午後6時、同館のタワーのLED(発光ダイオード)が点灯し、結核の世界共通シンボルカラーの赤色に浮かび上がった。市感染症対策課によると、市民に感染症の正しい知識や予防策を普及啓発のため、市役所本庁舎や出張所、公的病院などでポスター掲示、リーフレットの配布を行っている。
同課担当者は「ライトアップを機に基本的な感染対策を改めて見直してほしい」と話している。
点灯は午後6~10時。30日まで。