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日本一へ早さで勝負 取手市消防団第26分団 初の全国大会、放水磨く 茨城

全国大会に向けて練習する第26分団の選手ら=取手市井野
全国大会に向けて練習する第26分団の選手ら=取手市井野


10月12日に宮城県で開かれる第30回全国消防操法大会(ポンプ車の部)に、茨城県取手市の市消防団第26分団が茨城県代表として同市から初めて出場する。団員たちは半年間、仕事帰りや休日に集まっては、消火活動の基本となる操法を練習してきた。目指すは初出場で日本一だ。

操法は消火活動の基本動作で、競技は6人一組で規律や正確さ、安全性、放水完了の早さなどが審査される。ポンプ車に装備された長さ20メートルのホース3本をつないで53メートル地点まで延ばし、10メートル先の的に放水する。この作業を別のホースをつないで繰り返し行う。

第26分団は台宿、台宿1・2丁目、取手3丁目、東3~6丁目の住民で構成され、このうち30~60代の6人でチーム編成した。昨年の市内大会、県南大会を勝ち抜き、県大会でも優勝。今年3月から全国大会に向けて調整を始めた。

仕事の合間を縫って練習に取り組む。5月ごろからは原則、平日の2日間が退勤後の夜、日曜日が午前中に各2時間ほど練習してきた。

競技は放水完了までの時間が基準より早いと加点されるルールで、第26分団チームは放水作業の早さに磨きをかけ高得点を狙う。

号令をかける「指揮者」の森山昌人さん(60)は出場歴30年余り。これまでは県大会2位が最高で、今回悲願の全国大会出場となった。「30年間、全国大会の夢を追いかけてきた。出るからには優勝したい。上位に食い込むためには放水タイムの早さで勝負したい」と意気込む。

とび口やホース操作を担当する「3番員」の森健太郎さん(30)は「全力で走りながら手元の作業をするのは難しいが、練習を積んで1位を目指したい」と目標を掲げた。



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