来春の茨城県立高入試で、県教育委員会は26日、入学者選抜実施細則を発表した。一般入試は全日制が84校1分校149学科、定時制が12校21学科で実施する。体育や芸術など特定分野で優れた生徒を対象とする特色選抜は全体の約7割に当たる62校104学科で行う。

一般入試の全日制は、明野高を真壁高に統合するのに伴い、今春に比べ1校減。つくばサイエンス高に普通科が設置されるため学科の増減はない。定時制は太田一高が閉課程するのに伴い、1校1学科減。

特色選抜は水戸一高が野球経験者向けの特色選抜を公平性の観点から、水戸桜ノ牧高常北校が特色選抜の志願者減により、それぞれ実施しないため1校1分校減。定時制は唯一、IT未来高で実施する。

各校の特色選抜の配分は、募集定員の6～10%が最多の39学科で3割以上を占める。次いで、11～15%が30学科、21～25%が12学科で続く。中央高普通科スポーツ科学コース、つくばサイエンス高科学技術科、IT未来高IT科A、Bの計3校4学科は50%以内となっている。

来春入学からウェブ出願の運用を開始し、志願者情報等入力期間が25年1月8～29日に設定されている。出願期間は2月6、7、10日。学力検査等は同27日。特色選抜や共通選抜実技検査、連携型入学者選抜などは同28日実施。追検査は学力検査等が3月7日、共通選抜実技検査等が同10日。合格者発表は同12日。