常陽銀、茨城県信組で内定式 「経験積み早く一人前に」 「お金預かる責任を意識」
2025年春に卒業予定の大学生らを対象とする内定式が1日、常陽銀行(茨城県水戸市、秋野哲也頭取)と県信用組合(水戸市、渡辺武理事長)で開かれた。学生らは緊張した面持ちで役員からの激励を受けた。
常陽銀行は大学生、短大生、高等専門学校生の計130人が出席し、内定通知書を受けた。同行によると、来春は計146人が入行する。
高輪忍取締役常務執行役員は、金融機関を取り巻く状況に触れ、「変化に対して柔軟な発想と強い行動力が求められている」とし、「積極果敢にチャレンジし、地域のお客さまと銀行が持続的に成長していく未来を共に目指していこう」と呼びかけた。
代表して内定通知書を受け取った茨城大4年の吉田拓馬さん(23)は「いろんな経験を積んで、早く一人前になれるように頑張りたい」と抱負を述べた。
県信用組合は大学生、短大生、高校生の計76人が出席した。同組合によると計78人が内定。式では代表者1人が採用通知書を受け取った。
渡辺理事長は「若さあふれるエネルギーで大きな力となることを期待する」と訴えた。麗沢大4年の佐々木由樹さん(21)は「お客さまからお金を預かる仕事。責任感を意識して取り組みたい」と語った。