ナシの祭典、力士と交流 どすこいペア 筑西・関城 初の10月開催 茨城
茨城県筑西市関城地区のナシと相撲の祭典「関城の祭典どすこいペア」(同実行委主催、野寺孝委員長)が6日、同市舟生の市役所関城支所で開かれた。ちびっこ相撲大会の土俵に式秀部屋(同県龍ケ崎市)の力士4人が上がり、握手会やトークショーなどで会場を盛り上げた。
同実行委によると、祭典はナシの収穫を祝って行われた「梨相撲」にちなんだ催しで、今年で32回目。例年は8月開催だったが、猛暑の影響を考慮し、10月に移行して初めて開かれた。
この日は式秀部屋の冨蘭志壽や大当利、荒剛丸、潮来桜の4人が登場。握手会で来場者と記念撮影を行い、子どもたちを抱っこしたり、ピースサインをしたりと満面の笑みを浮かべていた。
トークショーでは力士4人の得意技などについて質問があった。荒剛丸は「祭りがものすごく盛り上がっていて、元気をもらった」と喜んだ。
ちびっこ相撲大会には市内外の幼稚園や保育園の園児、小学生など約130人が参加し、熱戦を繰り広げた。会場では地元のナシを使ったカレーやちゃんこの販売、ステージイベントなどがあり、大勢の来場者でにぎわった。
力士に肩車をしてもらった同市の鈴木颯太さん(7)は「めっちゃ大きかった。テレビで見たことはあるけれど、本物が見られてうれしい」と話した。