NZ青少年 浴衣体験 日立、姉妹都市8人来訪 茨城
茨城県日立市の国際親善姉妹都市ニュージーランド・タウランガ市の青少年8人が7日、交流事業の一環として、日立市白銀町の日立武道館(旧共楽館)を訪れ、着付け体験を行った。華やかな浴衣に袖を通すと、笑顔で写真を撮るなどして日本の伝統文化を楽しんだ。
交流事業は友好親善を深めるとともに異文化理解の機会にしようと企画。今回を含め18回にわたりタウランガ市民を受け入れている。一行は3日に来日。6泊7日の日程で市内に滞在し、ホストファミリーとの交流や施設見学などを行っている。7日は同館を訪問。鉱山労働者や住民に親しまれた劇場だったことや、鉱山とともに歩んだ街の歴史などを学んだ。さらに同館で市内の着付け講師の手助けを得ながら着付けを体験。最初は緊張した面持ちだったものの、浴衣に身を包むと、笑顔がはじけた。
その後、和装で街を散策したり、ユネスコ無形文化遺産「日立風流物」の西町支部協力の下、太鼓演奏に挑戦したりした。
初めての着付け体験という、ジャスティン・テン・ワーデンさん(16)は「すごく格好良くて、快適。日本の伝統文化に触れられて、うれしい」と充実した表情を浮かべた。