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常陸乃国いせ海老PR 茨城知事表敬 推進協、催しや商品紹介

今後のブランド展開について報告した山口晃平会長(左)=水戸市笠原町の県庁
今後のブランド展開について報告した山口晃平会長(左)=水戸市笠原町の県庁


漁業者や飲食店などで構成する団体「常陸乃国いせ海老推進協議会」のメンバーは10日、茨城県庁の大井川和彦知事を表敬訪問した。昨年6月誕生した「常陸乃国いせ海老」のさらなるブランド力強化に向け、11月に初開催するイベントや、イセエビを1匹丸ごと冷凍した商品を紹介した。

常陸乃国いせ海老は、茨城県沖で漁獲されたイセエビの中で一定基準を超えたものを厳選。県によると22年は67トンと17年の8トンと比べて、約8倍の量が水揚げされている。

この日訪れたのは、山口晃平同団体会長(山口楼社長)をはじめメンバー7人。冒頭、山口会長は取り扱い店が県内外41店までに増えたことや、昨年から料理店やホテルに販売している冷凍商品を紹介し、「アメリカや中東、フランスへの輸出を目指したい」と、販路拡大を意気込んだ。

一層のブランド力強化に向け、同団体は11月7日に同県大洗町内で、パネルディスカッションを開く。大学の専門家や料理人らが登壇。持続可能な漁業について意見を交わし、インフルエンサーを通じて国内外に広く発信するという。

大井川知事は、資源保護の観点から取りすぎないよう協力を求めつつ、「ぜひ盛り上げてほしい」と期待した。



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